礼拝説教要旨

礼拝説教要旨

7月30日の礼拝説教要旨

「行き先を知らない出発」
創世記12:1-9
7月30日(日)主日礼拝
野﨑 俊師 

1.主の示す地に行く
 アブラハムは主より「示す地へ行きなさい」との御言葉を受けた時、「主がお告げになったとおりに出かけ」ました。住み慣れた繁栄の地を後にして未知の場所に主に委ねつつ足を踏み出したのでした。これはこの前の章の「散らされるといけないから」と塔を築き、自分のいたい場所に留まろうとした人々と正反対の姿勢です。その結末は祝福と裁きに分けられました。

2.祭壇を築き祈る
 信仰をもって出発したアブラハムですが、カナンの地に足を踏み入れ、カナン人を目の当たりにして、これから大丈夫なのだろうかと不安に陥ったのではないかと想像されます。その時、彼はその地において、与えられた約束の御言葉を心に刻むための記念碑の意味を込めて祭壇を築き、主に祈りました。約束の御言葉を心に刻み、委ね祈り平安に立ったのです。

 主の示す地に足を踏み出し、未知の地では御言葉と祈りによって平安をいただきましょう。