礼拝説教要旨

礼拝説教要旨

2月25日の礼拝説教要旨

「子ろばに乗った王」
マタイ21:1-11

 
                 2018年2月25日(日)主日礼拝
野﨑 俊師
1.群衆たちの期待
 この箇所で、主イエスはエルサレムに「荷物を運ぶろばの子」に乗って入城されます。この子ろばは主イエスの苦難と謙遜を象徴しています。しかし、群衆たちは「ダビデの子にホサナ」と主イエスをほめたたえながら迎えましたが、彼らが望んだのはかつてのダビデ王国を再興するような力ある王でした。

2.苦難とへりくだりのお方
 群衆が主イエスに求めた王の姿は、ローマ帝国の圧政から解放し、諸外国にいいようにされない独立を確保した力をもった存在でした。それは、言わば腕力をもとにした恐怖心に根差した影響力と言う事が出来ます。しかし、主イエスはろばの子に乗られ、十字架による苦難と謙遜をもって愛の交わりを築かれたのです。

 私たちも、人の恐怖心に根差した影響力の誘惑を拒み、主イエスの十字架の愛に満たされ、愛の交わりを築く者となりましょう。