礼拝説教要旨

礼拝説教要旨

6月30日の説教要旨

「私にあるものを上げよう」使徒3:1-10
鎌野 幸師
1.見つめた弟子たち
 神殿に行く途中、ペテロとヨハネは、神殿の門に置かれている、誰か、何かに頼らなければ生きていけない足のなえた人から施しを求められました。二人はこの人が心の奥で何を求めているかを知ろうとして、見過ごさずに「見つめ」ました。私たちの周りに、何かにすがろうとしている人がいるなら、その人を「見つめる」ことができれば幸いです。
2.私にあるものを紹介した弟子たち
 ペテロとヨハネは、この人が求めている「人の助けや物、お金」はありませんでしたが、「イエス様の名」即ちイエス様ご自身を持っていました。イエス様によって日々の生活が守られ、罪赦され新しく造り変えられ、知恵を与えられてイエス様を伝えるようになった二人は、自分たちを恵み生かしてくださる「イエス様」を紹介し、「あなたもイエス様を信頼して歩きなさい」と勧めました。私たちも、私たち自身を恵んでくださる「イエス様ご自身」を紹介できれば幸いです。
3.手を取って起こしてやった弟子たち
 ペテロとヨハネが、歩いた経験のないこの人の手を取って助けた時、この人が「自立して歩く」奇跡が起きました。私たちも、「イエス様に信頼して歩むとはこうですよ」と助け、手引きし、主の救いの御業を見せていただきましょう。