礼拝説教要旨

礼拝説教要旨

7月21日の説教要旨

「問題を乗り越えて」使徒6:1-7
鎌野 幸師
1.教会に起こった問題
 教会に加わる人たちが増えて行く中で、ギリシャ語を話すユダヤ人のやもめたちの配給がおろそかにされているという苦情が出ました。これは、配給する側のヘブル語を話す者たちが、ギリシャ語を十分に理解できず、また人が増えて、実務のための手が足りなくなったことに原因がありました。
2.教会の対応
①執事を選ぶ 使徒たちは、今までのやり方の限界を認め、「新しい葡萄酒は新しい革袋に」(ルカ5:38)とあるように、新しい形で実務を行うために、7人の「知恵と御霊に満ちた、評判の良い」執事を選ぶことにしました。
②教会で問題に向き合う 使徒たちは教会の全員を集めて提案し、教会が執事を選び、教会は祈って選ばれた人たちに働きを委ねました。
③使徒たちは祈りとみ言葉の奉仕に励む 配給の実務がうまくいっても、祈りとみ言葉がおろそかになるなら、教会は教会でなくなります。使徒たちは本来の働きである「祈りとみ言葉」に専念しました。 
3.教会の進展
 守るべきものを守りつつ新体制になった教会には、ますます多くの人が加わりました。私たちも、教会全体で教会の問題に向き合い、聖霊の助けをいただいて乗り越えましょう。