礼拝説教要旨

礼拝説教要旨

9月1日の説教要旨

「壁を乗り越えて」使徒10:1-33
鎌野幸師
1.越えられない壁
 教会のリーダーであるペテロは、イエス様による救い(即ち福音)を異邦人には伝えませんでした。それは「ユダヤ人」としての誇りを強く持ち、汚れた異邦人は神の祝福に与れないと思っていたからです。神はペテロの偏見を取り除き、神が造られた全ての人に福音が伝えられるように、ペテロに「夢」を見せられ、「これらの動物を食べなさい」と語られましたが、ペテロは「汚れた動物は食べられません」と三度拒みました。ペテロの偏見という「越えられない壁」によって、福音宣教は妨げられていました。私たちの内にも、宣教を妨げる、強く固い「偏見」や「こだわり」があるかもしれません。
2.御霊の導きによって、
 神はペテロの偏見を取り除くために、計画をもって異邦人コルネリオに幻を、ペテロに夢を見させて語りかけ、それぞれになすべきことを示し導かれました。神の語りかけに従ったペテロとコルネリオが出会ったとき、ペテロの偏見は取り除かれ、「イエス・キリストはすべての人の主です」と告白し、ペテロはコルネリオに福音を伝えバプテスマを授けました。神のご計画の中で、語りかけ、導かれる御霊(私たちに示されるみ言葉)に従っていくとき、私たちの内側にある「偏見」や「こだわり」は取り除かれ、壁を乗り越えて福音は広く多くの人々に伝えられていきます。