礼拝説教要旨

礼拝説教要旨

9月15日の説教要旨

「祈る教会」使徒12:1-17
鎌野幸師
1.祈る教会
 エルサレム教会に対するヘロデ王の迫害が強まる中、教会の中心的な指導者ヤコブが処刑され、ペテロも捕らえられ厳重な監視の下に置かれました。ペテロの命の危機、教会の存亡にかかわる危機の中で、教会の人々は皆で集まり、ペテロが救い出されるようにと「名をあげて具体的に」「あきらめずに継続して」祈り続けているとき、状況が変わりました。教会のメンバーはどの人も神の家族の一員であり、教会の働きを担う一人です。危機の中にある一人のために、教会の皆で心を合わせ、具体的に、あきらめずに祈り続けましょう。
2.祈りの答え
 処刑の前夜、ペテロはみ使いに導かれて、奇跡的に牢獄から救い出されました。全能の神の前にはあらゆる可能性が開かれています。しかし、神は私たちの願った通りではなく、神の御心、神の最善をもって祈りに応えられます。神の最善に委ねながら、神の可能性に大いに期待して祈りましょう。
3.確信のない祈りでも
 教会の人々は祈っていながら、戻ったペテロを見て驚きました。確信のない祈りでも、神は聞いて応えられました。教会は半信半疑であっても祈り続け、神の救いの御業を体験させていただき、祈る体質を身につけさせていただきましょう。