礼拝説教要旨

礼拝説教要旨

9月29日の説教要旨

「福音は異邦人へ」使徒13:42-52
鎌野幸師
1.神の恵みを語ったパウロ
 ピシデヤのアンテオケに移動したパウロとバルナバは、ユダヤ人の会堂で「イスラエルの民を罪から解放し祝福するために神が送られた数い主、イエス・キリストを信じる者は皆、律法によって得られなかった救いをいただける」と「神の恵み」を語りました。人々はこの福音を喜んで聞きました。
2.恵みを拒む人々
 しかし、「律法を厳格に守ることによって」「神から特別に選ばれたユダヤ人だけが」救われると固く信じてきたユダヤ人指導者たちは、一方的に全ての人に注がれる神からのプレゼントである「恵み」を理解できず、拒みました。「祝福を得るためには、努力と才能、代価が必要」と叫ばれる今の時代、多くの人々は「信じるなら(信じるだけで)救われ、祝福される」という「神の恵み」を拒み、宣教の難しさを感じます。
3.福音は異邦人へ
 行き詰まりの中、パウロがみ言葉を根拠として、異邦人を中心に宣教していくことに方向転換した結果、多くの異邦人が救われ、キリスト教は全世界の人々に伝えられました。「神の恵み」を拒む人がいても、神は新たな宣教の道を開かれます。困難も益と変えてくださる神を信じ、神が開いてくださったところで「神の恵み」を語り伝えて行きましょう。