礼拝説教要旨

礼拝説教要旨

12月8日の説教要旨


「真の道を歩もう」使徒19:23-41
鎌野 幸師
1.エペソでの騒動
 エペソには豊穣・多産の神と言われる女神アルテミスの大神殿があり、神殿に関わる商売で町は潤っていました。パウロが「人の手で作ったものは神ではない」と語ったことにより仕事を失う危機を感じた銀細工人デメテリオと仲間、町の約25000人が騒動を起こしました。神はこの騒動を通して、偶像崇拝とは〇「神」ではなく実際は自分の利益を求めている〇周りにつられて信じ、教えも真理もわからないまま混乱している〇人に守られなければならない力のないものだと示されました。
2.パウロの伝える真の神
 一方、パウロが一貫して伝えてきた真の神は〇天地宇宙全てのものを造った神〇人が何もできなくても生きて働かれる神〇人を新しく造り変える神です。このエペソでの騒動も、エペソの町やアジヤ地域の、アルテミス神殿の模型を買って拝んでいた人たちがイエス様の福音を聞いて信じ、偶像を捨て、イエス様に従う者と変えられたからでした。パウロの伝える神こそ真の神です。
3.真の道を歩もう
 真の神を信じるとは、自分の利益、自分の悩み苦しみの解決を祈っているだけでなく、「神を信じるとはこのように生きること」と示されたイエス様に倣って、イエス様に示された道を歩んで行くことです。真の信仰の道を歩んで行きましょう。