礼拝説教要旨

礼拝説教要旨

1月5日の説教要旨

「良い牧者」使徒20:28-38
鎌野 幸師
1.神の教会の牧者
 パウロは、もう二度と会うことはないだろうと思われるエペソ教会の長老たちをミレトに呼び寄せ、「あなたたちは神ご自身の血をもって買い取られた『神の教会』の牧者として立てられた者だ」と語りました。教会とそこに集う信徒は、牧師や長老たちのものではなく神のものであり、牧者は神の御心に従って、教会と人々の信仰を養い育てていくことが大切です。
2.良い牧者
①自分自身と群れ全体に気を配る 教会を混乱させ迷わせる外側から入り込んでくる狼(偽預言者や偽指導者)と、内側の狼(信徒の内側の罪による分裂や分派)に注意するのが良い牧者です。
②神と恵みのみことばにゆだねる 偽物を見抜き、罪に勝利するために必要なのは、人の知恵ではなく「みこば」です。良い牧者はみことばを正しく語り、みことばによって教会を建て上げます。
③受けるよりも与える 良い牧者は、パウロやイエス様のように、自分の時間、財、命まで与えます。パウロは人々が救われ造り変えられていく姿を見て喜び、与えることに徹しました。
④今の時代にあって 「受ける、もらう」ことにしか喜びを感じない時代の中で、教会までそうなってはいけません。
キリストの体である教会の肢体である私たち一人一人は、お互いの良い牧者となっていきましょう。