礼拝説教要旨

礼拝説教要旨

1月12日の説教要旨

「主の御名のために」使徒21:1-16
鎌野 幸師
1.止められてもエルサレムに進むパウロ
 ミレトでの説教の後出帆したパウロは、パタラで停泊中に出会ったクリスチャンたちから「エルサレムには上らぬように」と忠告され、カイザリヤで立ち寄ったピリポの家では、預言者から「あなたはユダヤ人に縛られ異邦人の手に渡される」と聖霊の声を聞かされ、周りの人々にエルサレム行きを止められました。しかしパウロはエルサレムに向け進み続けました。パウロに使命があったからでした。
2.パウロの使命
 パウロは、〇迫害の中で苦しんでいるエルサレム教会を助けるために、ギリシャやマケドニヤ地方の教会からの献金を届ける使命〇場所や集う人たちが違っても、同じ信仰をもつクリスチャンと教会は、神の家族であり1つということを、献金を届けることによって伝える使命 を感じていました。この使命は「互いに愛し合いなさい」と弟子たちに命じられ、「彼らを一つにしてください」と祈られた、「主イエスの御名のため」の使命でした。
3.パウロの覚悟
 パウロは「死ぬことになっても使命のために進んで行く」と心を決めました。「十字架」という使命に向かってどこまでも進み、使命を全うして救いを成し遂げられたイエス様に倣いました。私たちも神様からそれぞれの使命が与えられています。心を決め、主から与えられた使命を全うしましょう。