礼拝説教要旨

礼拝説教要旨

2月16日の説教要旨

「神の時」使徒24:27-25:12
鎌野 幸師
1.忍耐の時
 ローマ総督ペリクスは、パウロに罪はないと知りながら、裁判に決着をつけず、パウロを軟禁状態に置きました。ローマ行きの道が閉ざされ、忍耐の期間が2年続きましたが、パウロは「神からいただいた約束(23:11)」を握り、置かれた所で待ちました。
2.神の御手の動く時
 ローマ総督がフェストに代わり、フェストがエルサレムに着任の挨拶に行くと、ユダヤ人たちがパウロの裁判の再開を求めました。裁判の中でパウロが「ローマ皇帝カイザルに上訴します」と語ったことにより、ローマ行の道が開かれました。聖書には長い忍耐の後、神の御手の動いたことを体験した人々のことが、いくつも記されています。ずっと止まっているように思えても、神の御手は必ず動き、神のご計画は進められます。
3.信仰を深める時
 パウロは軟禁状態の中で、エルサレムで捕らえられてからの自分の歩みがイエス様の十字架への歩みと重なると気づき、「キリストの苦しみに与り、キリストと共に死に、キリストと共に復活し、神の栄冠を得る」確信へと導かれました。無駄なように思う2年間にパウロの信仰はさらに深められました。神は神の時に神の御心を行われます。私たちはどのような時も神を信じ、与えられた使命と約束の言葉を握り、全てを主に委ね歩みましょう。