礼拝説教要旨

礼拝説教要旨

9月8日の説教要旨

「アンテオケ教会の始まり」使徒11:19-30
鎌野幸師
1.キプロス人とクレネ人による伝道
 迫害により散らされたユダヤ人たちは、行った先でユダヤ人にしかイエス様を伝えませんでしたが、キプロス島やクレネ出身でエルサレムで信仰をもったユダヤ人たちは、アンテオケのギリシャ人たちに、「主イエス」を伝えました。すると大勢のギリシャ人がイエス様を信じ、アンテオケ教会が誕生しました。神は、全世界の様々な人々に福音を伝えるために、ユダヤ人以外の人や文化に触れたことがあり、外国人に対する偏見の薄いキプロス人とクレネ人を用いられました。
2.バルナバの派遣
 救われたギリシャ人を育てるために、聖霊と信仰に満ちた「バルナバ」がアンテオケ教会に派遣されました。ギリシャ人たちは、救われたとはいえ、まだ唯一真の神について良く知らず、世的な生き方をしていましたが、バルナバは彼らが救われたことを喜び、「主イエスにとどまっているように」と励まし、その後教える賜物のある協力者サウロ(パウロ)と共に彼らを教えました。ギリシャ人たちたちは1年の間に、イエス様を一番にして従い、人々に愛を現わす「キリスト者」と呼ばれる者たちへ成長しました。
3.主の御手に導かれて
 アンテオケ教会は人の賜物や力でなく、「主の御手が共にあった」ことにより誕生・成長しました。私たちの教会もイエス様を信じ従い、主の御手の中で成長へと導いていただきましょう。