礼拝説教要旨

礼拝説教要旨

11月10日の説教要旨

「真の神を知る」使徒17:16-34
鎌野 幸師
1.アテネの人々
 古くから文明が発達したギリシャの中心地であり、民主政治の行われていたアテネの人々は、知識欲と探求心、熱い宗教心を持っていました。日々、新しいことを追い求め、論じ合ってはいても、真の神を見いだすことができず、数々の偶像に加えて「知らない神」の祭壇を造って拝んでいました。そのようなアテネの人々を見たパウロは、「何とかして真の神を伝えなければ」と情熱に燃え、広場や、アレオパゴスで語りました。
2.真の神とは
 パウロは①真の神は万物の創造者であり絶対者、人間の何かによって左右されないお方②神は偉大でありながら人間を包み、近くにおられ、求めるなら見出すことのできるお方③目に見えない神を示す、十字架にかかり死んでよみがえられたイエス・キリストを信じ求めなさい と語りました。
3.人々の反応
 熱心に聞いていた人々も、死人のよみがえりの事を聞くと嘲笑ったり、「またいつか」と言って去って行きました。しかし少数ではあっても、信仰に入る者たちがいました。今の時代も、人々は様々なものを求めながら真の神を見いだせずにいます。語り続けるなら神様は信じる者を起こされます。嘲られても真の神を、救い主イエス様を伝えていきましょう。