礼拝説教要旨

礼拝説教要旨

12月15日の説教要旨

「クリスチャンの励ましと慰め」使徒20:1-12
鎌野 幸師
1.福音のことばによる励まし
 エペソでの騒動の後、パウロはマケドニヤ、アカヤ地方の教会を回り、迫害の中にある信徒たちを、イエス様も語られた「苦難に耐え神の国の希望に向かう福音の言葉」を語って励ましました。変わることのない、誰よりも苦しみ悩みをご存じのイエス様の言葉、福音の言葉が、苦しみの中にある人々を励まします。
2.人々に対する配慮
 マケドニヤ、アカヤ地方の教会からの献金をエルサレム教会へ届けようとしたパウロに、各々の教会の代表者たちが同行しました。パウロが献金の一部を搾取したのでは、との疑いや躓きを、献金を送る側にも、受け取る側にも与えないための配慮でした。届けられた献金はエルサレム教会を励まし、送った教会はさらに支援に励みました。小さな配慮が励ましへつながります。
3.愛をもって寄り添う
 トロアスでパウロが夜中までみ言葉を語り続けていると、窓に腰かけて眠ってしまった青年が3階から下に落ちて死んでしまいました。パウロは「迷惑」とも思える青年に寄り添い、何とかして救いたいと抱き抱えた時、青年は生き返り、それを見た人々は大変慰められました。愛をもって寄り添うことが人々を慰め、励まし、立ち上がらせ、生かします。イエス様からの愛を受けて、私たちも人々を励まし慰めていきましょう。